子どもの発達には、様々な差がありますね。頭ではわかっていても、いざ自分の子どもの問題となると、この先どうなるのか、他の子とうまく付き合っていけるのか、心配でたまらないものです。
うちの息子は小さい頃、他の子に比べて言葉がうまく話せませんでした。そのため、きちんと聞き取れているのかも、よくわかりませんでした。女の子はその辺とても早いですよね。
ですので最初は、男の子だしな~という感じで、呑気に受け止めていました。そのように過ごしているうちに、入園の時期が近づき、家の中ではそこまで問題はないけれど、集団の中でうまくやっていけるのか不安になりました。
検診に行った際に、その旨、保健師さんに相談してみると、大きな病院を紹介されました。正直、よくある発達の差だと思っていたので、まさかの対応にびっくりです。
大丈夫だろうとは思っていましたが、そう言われたからには何か気になってしまい、車で1時間以上かかる病院へ通うことにしました。
月に1度程度ですが、専門のスタッフさんに診ていただき、トレーニングのようなこともしていただきました。園にも個別に相談し、状況を説明。ひょっとしたら、先生の言っていることが理解できず、他の子と違う事をしてしまうかもしれませんと伝えました。
園にも快く対応して頂きました。私が気を付けたことは、息子が何か話そうとしたら、しゃがんで目線を合わせ、じっくりゆっくり話を聞くことです。
それだけで随分と話せるようになり、やがて通院の必要もなくなりました。その後、小学校に入学。未就学時代の事情を何も知らない担任の先生からも「○○君は、先生やお友達の話をしっかりと目を見て、落ち着いて聞くことができる子ですね」と褒められました。
ちょうど先日、通院時代にスタッフの方が書いてくれた記録を数年ぶりに見つけ、こんなこともあったな~と懐かしくなりました。